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Sweat
こんにちは。
所沢の美容院PROGRESS小手指のよごです。
タイトルの◇は、ケミカルを示します。
今日は
汗
について。
ケミカルで「汗」について語る場合、
「汗は汚れなのか?」
「汗は時間がたつにつれ、汚くなるのか?」
が問題だ。
この場合、汗のpHが重要になってくる。
①汗とは
汗とは、哺乳類が皮膚の汗腺から分泌する液体。本来は 99%が水。
②汗をかく目的
目的は、体温調節である。
体温は36度に保つのが理想とされている。
皮脂膜には保温効果があり、水分が必要以上に蒸発するのを防ぎ、体温が下がらないようにしている。
また、体内に熱がこもりすぎた場合は、汗が蒸発することによって、熱を外へ逃がす役割もある。
汗は二面性があり、体温調節に欠かせないのだ。
③皮膚と汗のpH
通常、健康な皮膚の表面は弱酸性。汗も弱酸性。
弱酸性の水分には殺菌効果があり、発汗作用を高める働きがある。
しかし、激しい運動の後や、普段からあまり汗をかいてない人が汗を大量にかいた場合は、アルカリ性になる。においも強くなる。
また、かいた汗が蒸発せずに、皮膚表面に残っている場合も、アルカリ性になる。
④汗は汚れなのか
汗は排泄物ではないので、汚れではない。
ただ、汗を汚れだと思ってしまえば汚れだし、それ以上は感覚的な問題だ。
pHによる汗の違いは…、
アルカリ性の汗は、ベタベタしやすく皮膚に残りやすい。
さらに、常在菌がエサにしやすく、繁殖しやすい。
なにより嫌な臭いがする。
酸性の汗は、雑菌の繁殖もほとんどなく、ベタベタもない。
さらに化粧水のような効果もあるので、酸性の汗は身体にとって大事である。
結論:アルカリ性の汗は汚れである!
The alkaline sweat is a dirt.