目次
What is the difference between conditioner and treatment?
こんにちは。
昨日は1日中、会社用のスタイル撮影をしていた美容師よごです。
タイトルの◇は、ケミカルを示します。
今日は
リンスと、コンディショナーと、トリートメントと、ヘアマスクと、ヘアパックの違い
について。
コンディショナーのメリットは、軽さ。
ショートヘアやパーマスタイルなど、動きを出したいときに便利です。
トリートメントのメリットは、髪を内部から健康な状態に近づけること。
パーマやカラーをしたら、指通りが悪くなる前に使いましょう。
ケア成分はトリートメントに多く入っていますが、つけすぎると重くなったり、乾かしづらくなってしまいます。
①コンディショナーとトリートメントの働き
共通点
どちらも、髪の表面に保護膜を作って、手ざわりをよくする。
また、髪の水分の蒸発をおさえて、パサつきを防いだりする。
髪のすべりをよくすることで、キューティクルの傷みも防げる。
コンディショナーの働き
コンディショナーは髪の表面に作用する。
皮膚や髪は本来酸性なので、それに合わせて酸性になってる場合が多い。
トリートメントの働き
髪の内部にタンパク質成分を浸透させて、髪の状態を整える。
髪表面に対する効果は、コンディショナーと変わらない。
髪の質感を変える(癖をまとまり良くするなどの)トリートメントもある。
②コンディショナーとトリートメントの歴史
リンスの歴史
昔のシャンプーは、洗浄力が強く、アルカリ性だったため、洗い上がりの髪はゴワゴワだった。
そこでリンスを使い、髪をしっとり酸性にしていた。
コンディショナーの歴史
その後シャンプーは、石鹸系から高級アルコール系に洗浄成分が変わり、洗いあがりは滑らかになった。
リンスはほとんど使われなくなり、コンディショナーを使うようになった。
トリートメントの歴史
トリートメントの登場は、コンディショナーの後。
ブリーチやデジタルパーマが登場し、髪の奥深くにまで薬剤や熱を浸透させることで傷みやすくなった。
さらに高級アルコール系のシャンプーは髪の内部のタンパク質を落としやすく、髪のダメージは深刻さを増していった。
髪の表面を保護するコンディショナーに変わり、洗い上がりの髪に、内部からしなやかさやコシを与えるトリートメントが、使われるようになった。
③リンスとトリートメントの使い方
共通点
リンスとトリートメントは髪の毛だけにつけ、頭皮にはつけないこと。
指通りを良くするために配合しているカチオン界面活性剤は、皮膚刺激がある。
また、皮膚からは皮脂も分泌されているので、根元は自然に油分が補給される。
リンスとトリートメントは、中間~毛先につけるようにしよう。
コンディショナーの使い方
また、コンディショナーはトリートメントと違って、時間をおいても髪の内部まで浸透しないので、髪になじませたら、髪をこすらないように、さらっと洗い流そう。
トリートメントの使い方
それとは反対に、トリートメントは時間をおくことで、髪の内部に浸透する。
そのためシャンプー後 、水気をきって毛先を中心にまんべんなく揉みこむようにする。
使うトリートメントの種類にもよるが、5~10分くらいおくのが望ましい。
④コンディショナーとトリートメントを使う順番
コンディショナーとトリートメントの使う順番
コンディショナーとトリートメントを両方使う場合は、
シャンプーで汚れを落とす。
トリートメントを使って、毛髪内部にタンパク質成分を浸透させる。
リンスやコンディショナーで髪の表面を保護して、ツヤを出す。
このような順番で、使いましょう。
⑤ヘアマスク・ヘアパック
ヘアマスク・ヘアパックはトリートメントと同じく傷んだ髪を修復させる働きがある。
しかし、トリートメントよりもダメージを受けた髪の改善効果を持っているため、週に1~2回の使用で効果がある。
ヘアマスク、ヘアパックの違いは、今のところ名前によるイメージの違いだけ。
印象としては、美容院にあるものはヘアマスク、市販されてるものはヘアパックかなぁ、という程度。
結論:
リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアマスク・ヘアパックの違いについては、国内で統一された基準・企画はなく、美容メーカーが独自の基準で決めている。
ほとんどの美容メーカーが、リンスとコンディショナーを同じように扱っているか、リンスを扱っていないか、のどちらかである。
The treatment makes health from the inside of the hair.
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