美容院のシャンプー台といえば、サイドシャンプーだった。
しっかり洗えるし、お客様の身長に関わらず使える優れたシャンプー台である。
こんにちは。
昨日、人生で初めて築地でお寿司をいただいた美容師よごです。
タイトルの◇は、ケミカルを示します。
今日は
サイドシャンプーの特徴
について。
理容師法から美容師法が独立したのが1957年。
その頃から、美容院にあるシャンプー台はサイドシャンプーでした。
サイドシャンプーという名前は、バックシャンプー(リアシャンプー)が登場してから使われ始めた名前で、それ以前は単にシャンプー台と言っていました。
今回は、バックシャンプーと比べてのサイドシャンプーの特徴を見ていきます。
お客様の視点
サイドシャンプーは、お客様が仰向けになり、美容師が覆いかぶさる形になるため圧迫感があります。
しかし、美容師が力を入れやすく、手も早く動かせるので、しっかり洗ってくれたという感覚になります。
またフラットな状態で寝ているため、身長の低い方でも楽な姿勢でシャンプーを受けられます。
美容師の視点
ただ、サイドシャンプーは美容師の腰に負担がかかります。
ずっと腰を曲げた状態で上半身に力を入れるため、腰痛やヘルニアには注意しましょう。
出来るだけ足を広げて立つ。
上体を固定せず、起こしたり倒したりしながらシャンプーする。
シャンプー台によっかかれるときは、体重を預けて(周りからばれない程度に)楽をする。
身体が資本ですから、身体の負担を出来るだけ少なくしましょう。
サイドシャンプーは、指を重力方向に対して上下に(つまり髪に平行に)動かすので、基本的に髪はからまりにくい。
…はずですが、手を早く動かすため髪を変に引っ張ってしまったりします。
そこで、指ぬきといって髪が絡まった指だけ頭皮から浮かせます。
これは…練習あるのみ!
サイドシャンプーの弱点は最近ブームのヘッドスパ。
サイドシャンプーにお客様が寝た状態で、ヘッドスパをやるのは不可能に近いです。
少なくとも椅子を起こして、自分が真後ろに立った状態で、頭皮マッサージをした方が左右同じ力になりやすいでしょう。
最後にサイドシャンプーの寸法…というか、シャンプーブースの見取り図は以下のようになっています。
横幅で言うと、1.2mくらいは必要でしょうか。
以上、簡単な違いでした。
結論:サイドシャンプーは、頭の汚れを落としやすいシャンプー台である。
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