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Mechanism of shampooing
こんにちは。
ホットペッパービューティーのスタイリスト閲覧数が会社で一番になり、ウキウキな美容師よごです。
タイトルの◇は、ケミカルを示します。
今日は
シャンプーイングのメカニズム
について。
皮脂は、毛髪や角質層になめらかさを与え、かつ水分の蒸発を防ぐために、分泌されています。しかし、その皮脂も時間の経過とともに汚れや臭いへと変化してしまうため、シャンプーによって洗い流す必要があります。
完全にはシンクロしてないですが、ご自宅でのシャンプーイングの手順も、参考にしてください。
頭を濡らして、シャンプー剤をつけたところからスタートします。
①膨潤・浸透
シャンプー剤を頭皮につけると…
界面活性剤が毛髪の表面と汚れとの吸着を弱め、汚れを膨潤させて引き離す。
②乳化・分散・可溶化
シャンプー剤をまんべんなくのばしていくと…
界面活性剤によって引き離された汚れが、シャンプー剤中に乳化、分散、可溶化される。
*乳化とは、相互に交じり合わない油と水が、界面活性剤を加えることにより、白く濁って混ざり合った状態(エマルジョン)になること。
*分散は、すすなどの水に溶けない固体の粒子が、界面活性剤を加えることにより粒子の周りに界面活性剤が吸着し、水の中に散らばって安定すること。
*可溶化とは、界面活性剤のミセルの中に油性物質が溶解すること。ミセル自体は光の粒子に比べて十分小さく、透明。
③起泡
シャンプー剤を泡立てると…
泡は、空気が液体の薄い膜で覆われたもの。
泡が立つと、毛髪同士の摩擦をやわらげるほか、シャンプー剤と毛髪とのなじみをよくし、浮き上がった汚れを早めに抱え込む。
④再付着防止
シャンプーイングしていくと…
一度毛髪から引き離された汚れが、再度付着するのを界面活性剤が防ぐ。
⑤すすぎ・被膜形成
シャンプーをすすぐと…
シャンプー剤(-)と汚れを除去するとともに、成分に含まれているカチオンポリマー(+)などが、毛髪に作用し始め、被膜を形成する。
結論:
汚れは界面活性剤で、コントロールしよう!
Keep hair after the shampoo acid!
小手指の美容師”よご あきとし”でした。