界面活性剤の種類は、とても多く何百種類もあります。
界面活性剤を説明するときの切り口は何通りかありますが、今回はイオンの性質によって整理します。
こんにちは。
桜も散って、少し寂しい美容師よごです。
タイトルの◇は、ケミカルを示します。
今日は
イオンの性質による界面活性剤の種類
について。
界面活性剤は、水に溶かしたときにイオンになって分離するイオン性界面活性剤と、分離してもイオンにならない非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)に大別されます。
さらに、イオン性界面活性剤は、陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)、陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)、両性界面活性剤の3つに分けることが出来ます。
イオンの性質から見ると、界面活性剤は親水基の違いから4つに分けられるのです。
①アニオン界面活性剤
水に溶けたとき、親水基が陰性(-)を示します。
4種類の中で一番泡立ちが良く、洗浄力があります。
そのため、シャンプーや石鹼には必ず配合されています。
②カチオン界面活性剤
水に溶けたとき、親水基が陽性(+)を示します。
柔軟性、帯電防止性などがあり、髪表面をなめらかにします。
そのため、コンディショナーやトリートメントに必ず配合されています。
③両性界面活性剤
アルカリ性の水に溶けたときは、陰イオン界面活性剤の性質を、酸性の水に溶けたときは、陽イオン界面活性剤の性質を示します。
刺激が弱く、洗浄性や気泡性を高める補助剤として特にベビーシャンプーで使用さます。
最近、マイルドさや低刺激のシャンプーが求められているため、ほとんどのシャンプーに配合されています。
④ノニオン界面活性剤
水に溶けたとき、親水基も疎水基もイオンになりません。
種類が多く、食品の乳化剤や、分散剤、洗剤など、各種用途に使用されます。
以上、イオンの種類による界面活性剤の分類でした。
〉〉シャンプー剤の洗浄成分としての界面活性剤の分類はこちら
結論:
シャンプーには、陰イオン界面活性剤と両性界面活性剤が使われている。
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