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According to the business model, what is the commercial shampoo different from the salon shampoo?
こんにちは。
昨日のスタイル撮影講習会に遅れてしまった美容師よごです。
ケミカル…ではないですね。
今日は
美容院のシャンプーと市販のシャンプーをビジネスモデルから比較します。
一般論から話を進めます。
ビジネスモデルでは、顧客が企業(B to B)なのか個人(B to C)なのかで、マーケティングの仕方が全く違います。
シャンプー剤の場合は、美容院のシャンプーは、B to B。市販のシャンプーが、B to Cということになります。
なんのこっちゃ。
┐(´д`)┌
美容師のはしくれがビジネスモデルを語るなど、おこがましいですが、ここに美容院のシャンプーと市販のシャンプーの決定的な違いがあるのです。
①ビジネスモデルによる違い
(すでに「?」な方は飛ばして②へ)
法人企業相手のビジネスを、Business to Business。B to B。企業間取引。などという。
例えば、特徴として、
・宣伝して、企業ブランドを高める必要がない。
・リピート注文の割合が高い。
・1契約辺りの単価が高い。
一方で個人顧客相手のビジネスを、Business to Consumer。B to Cという。消費者が顧客である。
特徴として、
宣伝広告費の比重が高い。
同じものを続けて売りにくい。
衝動買いがある。
それらから派生して、B to B to Cという商品もある。メーカーと消費者が顧客の場合。
B to B to Cの良い例は、自動販売機。
自動販売機は、自動販売機メーカー(最初のB)が作る。
それを、飲料メーカー(真ん中のB)が買って、飲料の補充を行う。
最終的に、今自動販売機の前で喉が乾いた消費者(最後のC)が使う。
つまり、メーカーが売った自動販売機を飲料メーカーと消費者が使うことになる。
美容室で使うシャンプー剤は、メーカーが売って、美容師とお客様が使う。
立場の違う顧客がいるという点で、自動販売機のビジネスモデルに近い。
つまり、美容院のシャンプーのビジネスモデルは、B to B to Cである。
②B to B to Cの例:寿司屋の醤油
なぜ醤油か分からない。
インスピレーションで、最初に浮かんでしまったのだ(笑)
寿司屋で使われている醤油が、スーパーなどで売られているかは定かではない。
ここでは、それは重要ではない。
ただおそらく、寿司屋の醤油が市販されていれば、高い値段がついているだろう。
そこで、寿司屋の大将にこう尋ねる。
「お寿司屋さんで使っている醤油(美容院のシャンプー)と、スーパーとかで売ってる醤油(市販のシャンプー)って、どう違うんですか?」
少し失礼な質問である。
ここでの答えが、
「国産の大豆しか使ってない」とか
「遺伝子組み換えの大豆を使ってない」とか
「○○県の大豆を使って、◇◇で作られた」とか。
こんな答えだとあまり興味がわかない。
「このシャリと、このネタを使って、俺が握ったこの寿司に一番あうのがこの醤油なんだ」
自信を持って答えてくれれば、それで十分だろう。
サロンのシャンプーもそう。
市販のシャンプーとの違いを聞かれたら、
「お客様の髪質を考えると、今日作ったヘアスタイルを一番長持ちさせてくれるのが、このシャンプーです。」
になるかな。
今度から、そう答えてみよう(笑)
シリコンとか、成分を聞きたかったお客様は
「ポカーン…」
だろうけれど
(^-^;
③美容院のシャンプーとドラッグストアのシャンプーの違い
美容院のシャンプーは、美容師が使う。
髪のプロが使う。
美容師はまず最初に、お客様の髪のことを考える。
美容院にもたくさんの種類のシャンプーが置いてある。
そこから1つ、お客様のために選ぶ。
当然、界面活性剤などの内容成分の知識、お客様の髪質を読み取る力、ライフスタイルに沿った提案は、ドラッグストアのそれより上回っている。
結論:美容院のシャンプー(B to B to C)と市販のシャンプー(B to C)の違いは、ビジネスモデルから見れば「髪のプロが選んでくれる」かどうかで十分である。
A beautician chooses the salon shampoo.