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【美容師が解説】乳化、分散、可溶化の違い

投稿日:

乳化・分散・可溶化。
日常生活でほとんど使わないの、これらの用語を解説します。
乳化、分散、可溶化の違い
 
こんにちは。
毎週のカット講習でさすがに体力の限界を感じてきたような気がしないでもない美容師よごです。
タイトルの◇は、ケミカルを示します。
今日は

乳化と分散と可溶化の違い

について。

 

 
まずは共通点。

乳化も分散も可溶化も、本来混じり合わない物質が、均一に混ざっている状態を指す。

そして、この状態で安定するには界面活性剤が必要になる。

 

 

汚れを落とすときには、界面活性剤(シャンプー)を使って、これらの現象を起こさなければならない。
そして、乳化、分散、可溶化のどの現象が起きるかは汚れ次第である。

 

 

汚れが液体の場合は乳化、固体の場合は分散、とても小さい場合には可溶化という。

 
それらの違いを説明する。

 

乳化

リンスインシャンプー
混ざり合わない2種類の液体を、分離させずに均一にする。
例えば、リンスインシャンプーだと、液体のリンスがシャンプーに溶け込んでいるので、乳化である。

 

 

分散

つや出しスプレー
混ざり合わない物質(基本的に小さい方は固体)が、混じり合っている状態。気体に液体や固体として浮遊あるいは、液体や固体に固体として混じり合っている状態。
例えば、ラメ入りトリートメントだと、固体のラメが液体のトリートメントと混ざり合っている。
つや出しスプレーは、つや(液体のシリコーン)が空中に浮遊しているので、分散である。

 

 

可溶化

ラメ入りトリートメント
ある液体に混ざり合わない物質が、透明かつ均一に混ぜこんでいる現象。
透明な化粧水は、可溶化の状態である。

などなど。

 
乳化、分散、可溶化どの現象が起こっても、汚れは落ちる

 

 
結論:

汚れがシャンプーで落ちるとき、汚れが液体だと乳化、汚れが固体だと分散、汚れがほとんどなく見えないくらい小さいと可溶化という現象が起こる。

 

 

〈〈乳化剤と界面活性剤の違い

〉〉界面活性剤とは

 

 
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